今年の相場

 年の初めはいつも今年の相場がどういう動きになるかを予想する記事が多くなる。 私から言わせればこんなのは所詮正月のお遊びというかゲームみたいなもんだと思っている。 羽根つきやコマ回しや双六と変わらないお正月の遊びである。 まず第1に1年間の動きを当てるなんてこと自体不可能に近いことだと思うのである。 世界情勢を含むファンダメンタルすべてを分析したとしても1年を通しての動きなど読めるとは到底思えないのである。 まぁすごくアバウトな動きなら読める(当たる)人もいるかもしれないが、仮にそれが当たったとしてその恩恵を受ける人がどれだけいるかと言えば、半年以上の長期のタイムスパンで売買する人ぐらいだろう。 つまり「投資家」にとっては有効かもしれないが、中短期でトレードする「投機家」にとっては1年を通した動きなんか言ってしまえばどうでもいいのである。 せいぜい2~3か月先の動きさえ読めればそれで十分であり、今は市場参加者のほとんどの人がそういったトレーダーであると思われる。 今日買って明日売りたいと思っているような人がほとんどでしょ。 自分がそうだからそう思うだけなのかも知れないが・・・。 先ほど長期投資家なら恩恵を受けるかもしれないと書いたが、果たして長期投資家の中でその予想に従って売買できる投資家がどれだけいるかと言えば、欲と恐怖の呪縛から逃れることのできる極々一部の投資家だけであろう。

 ここでそもそも予想をするということについて考えてみたい。 前段で私は1年を通しての予想は投機家には不要だが投資家にとっては有用となり得る可能性もあると述べ、予想そのものについて否定したわけではないし、予想しない事には相場をやることなんかできないと思っている。 上がると予想するから買うのであり、下がると予想するから売るのである。 ところが一部には「予想はするな」という考え方があるのも事実である。 この考え方を私が最初に知ったのは林本で読んだ輝爺の発言だった。 読んだ時の感想はもちろん???である。 「何言ってんだこの爺さん」てな感じである。 まぁその時は意味が分からなくてもそのうち分かるようになるのかなと思っていた。 だがそこから長いこと経っても分からなかった。 その間にあるサイトの掲示板で私と同じ疑問を持った人が質問をしていて、その質問に対して林派の相場師が回答していたのだが、その回答を読んでも私(おそらくその質問者も)には屁理屈をこねくり回しているとしか思われないものだったので理解できないままであった。 ことほど左様に林本は初心者というか一般のトレーダーには理解しにくい書き方がされているところが多々ある。 輝爺は相場は上手かったのだろうが、人にものを教えるのはあまり上手いとは言えない。 人にものを教えるには相手がどういう思考をするのかを想定した上で教えてやらないと自分はこう考えるからという前提で教えてもうまく伝わらないものである。 で、今では私なりにこの予想はするなという意味は(予想に)固執するな、(予想を)期待するな、ということだと勝手に解釈している。

 ということで最後に私の今年の予想をして今日の記事の締めくくりとしたいが、冒頭で申し上げたようにこれはお正月のお遊びであるからそのつもりでお読みください。 まずいつも言っていることですが私はファンダメンタルを分析して予想するなんて芸当はできませんのでチャートから見ての予想である点と、年明けから春ごろまではこうなって、夏にはこんな感じで、そして秋に向けてはこうなって年末にはこうなっているだろうみたいな細かい予想はできません、というかしても当たりませんので、年間通して超アバウト且つ大雑把な予想でいきます。 結論から言うと今年は大きな保ち合い相場になる可能性が高いと予想しています。 強いて言うなら保ち合い相場の可能性が50%、下げ相場40%、上げ相場10%です。 もう少しだけ細かく言うと、保ち合い相場と言っても1年中持ち合う可能性は低く、途中で上げか下げ相場に転じるのではないかと予想しています。 上げ相場になる可能性は低いと見ていますが、仮にそうなっても日経平均で言えばせいぜい22,000円前後が上限と見ています。(この程度じゃ上げ相場とは言えないかも) 先に言ったように私はファンダメンタルの分析はできないのですが、国内要因に限って言えば年金と消費増税、および追加金融緩和の観点から上昇相場になるとは考え難いように思いますがどうでしょうか。 消費増税については改めて言うまでもなく、年金についてはもう買い余地がそんなにないところまで買っちゃってるようだし、追加金融緩和策については政策そのものが期待できるようなものがないということも有りますが、私はそのことよりも賞味期限的なもので効果は薄いと考えるからです。 だから仮に追加緩和策が発表されても線香花火で終わってしまう可能性が高いのではないかと思っています。 まぁそんなこんなで今年1年どういった相場になるか分かりませんが、あらゆるシナリオを想定して相場に臨めばいいんじゃないでしょうか。 1つのシナリオだけに拘ると外れた時に対応が遅れるわけで、そうなると相場に対して後手後手となりパフォーマンスは期待できませんから。 以上ゴチャゴチャと能書きを垂れてきましたが明後日から今年の相場が始まります。 今年も1年間頑張りましょう。


株式 ブログランキングへ

コメント

管理人のみ閲覧できます

-
このコメントは管理人のみ閲覧できます
非公開コメント

トラックバック