税金対策売りについて

 昨日は手抜きブログで失礼しました(いつもやん!)。今週中には書きますということにしていたのですが、この手のネタはタイミング命なので今日にしました。

 さて、今年で優遇税制措置がなくなり、株式等の譲渡益に対する税率が来年から倍になるということで、今月に入りそのことに伴う売りが増えていると言われてきた。この税制変更を気にする投資家は中長期投資家であり、デイトレやスイングの短期投資家にとっては関係ないことである。

 中長期投資家が過去に買った株が値上がりし、含み益を抱えているとする。今まで保有していたということは、将来的にまだ上がるであろうという思いがあるからのはずである。それを来年から税率が上がるという理由で年内に売ってしまうという行動は、私からしたら理にかなっている行動とは思われないのである。

 どういうことを私が言いたいのか具体的に例を挙げてみる。過去に500円で買った株が値上がりして、今現在600円になっていて100円の含み益が生じているとする。これを年内に売ると100円の利益に対する税金が10円とられ手取りは90円となる。これを来年になってから売ると、税金が20円とられるから手取りは80円となって損だから年内に売っておく、というのが売ってる人の理屈だと思うが、それは株価が同じ場合の話である。これが株価が650円に上がった場合、150円の利益に対して税金は30円とられるが手取りは120円になる。今年売って90円もらうのと、来年売って120円もらうのとどちらがいいか小学生でもわかる話である。

 もちろん来年650円に値上がりするとは限ってないし、上がらずに値下がりすることもあり得る話であるが、今まで保有していたということは、来年は今より上がることを見越していたはずである。それを税率が変わるからという理由で売却してしまうのは、保有理由と売却理由に整合性がないことになる。つまり株価の動きと全く関係のない理由で売買することになってしまう。

 このように書くと次のように言われるかもしれない。「いや、とりあえず今の含み益の分は今年の低い税率で確定させて、これから値上がりする分の利益だけ来年の高い税率で払う方が得である」と。しかしそれを言うなら売却と同時に買い直す必要があるが、今の全体相場の動きを見ていると、売りっぱなしで買い直している様子は窺えないように思うのである。ひょっとして「最終日の25日までは下げるだろうから、それ以降に買い直そう」と思っているのかな?もし多くの人がそのように考えているとしたら、年末から年始にかけて急騰してしまって、売った値より高い値で買い直さざるを得ないようなことにならないだろうか、と他人事ながら心配してしまう。急騰したから買わないというのも機会損失を被ることになるのである。

 以上くどくどと書いて来たわけであるが、私の考え方はおかしいのだろうか?自分の方が筋が通っていると思うのは自分だけ?


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