当てもの売買はダメか?

 林先生の考え方の根本には「当てもの売買はダメ」、何がダメかと言うと、安定した利益は望めないからと言うのがある。当てもの売買とは、数ある銘柄の中から「上がる」または「下がる」と思われるものを選別して、単発で売買するやり方を林先生はこう呼んでいた。つまりほとんど多くの投資家が行なっているやり方のことである。

 林先生の考えは、不確かな情報を基に銘柄を選別してもハズレることの方が多く、安定して利益を上げることは難しい、というものであった。果たして本当にそうなのか?いや、現実には「当てもの売買」で安定した利益を上げ続けている投資家はたくさんいる。現在の当てものはよく当たるのである。縁日の夜店とは違うのだ。そして当てることが上手い投資家の資金効率たるや途轍もないのである。固定銘柄の投資家のそれとは比べ物にならない。林先生は年間利益率はせいぜい30%~40%しか無理、それも非常にうまくいったときのことである、と言っておられた。それ以上の何百パーセントとかの率では経済活動が成り立たなくなってしまう、ということを言っておられたが、現実にはごく少数ではあるが居てるのである。昔と違って現在は投資環境が数段良くなっていることや、投資家のレベルも昔に比べれば上がっていることもあり、こういうことも十分あり得ることである。只そうなるには人並み外れた努力とセンスが必要なのは言うまでもないことであるが・・・。

 今日の記事もそうだが、今まで何回か林先生の言っていたことを否定する記事を書いて来ているが、決して林先生の考えを否定しているのではないことを改めて言っておきたい。そんな大それたことを私ができるわけがない。林先生が本を書いた時代と現在では状況が大分と違っており、昔に言ったことが現在では当てはまらないことも結構あるのである。かつての私がそうであったように、林本を読んだ読者(特に初心者)が、本に書いてあることをそのまま鵜呑みにしてしまうとその読者にとって良いことではないのは間違いないから敢えて書いているのだ。

 人並み外れた努力をする覚悟があり、自分には投資センスなるものがある程度は備わっていると思われる人は、当てもの売買(銘柄選別単発売買)をやって年間数百パーセントの資金効率を目指したらいいと思う。私はそこまでの覚悟もセンスも器用さも持ち合わせていないから、固定銘柄を分割売買して年間数十パーセントの利益を目標にしてやっている。


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