予測はするな?

 林先生の禁止事項に「株価の予測はするな」というのがあるが、これがまたよう分からんのである。上がると思うから買い、下がると思うから売るのである。初心者が読んで理解できるはずもないことに対しての説明なり補足がされていない、という林本の欠点がこの件についても当てはまるから、初めてこの部分を読んだ人は、「この人何言ってんだ?」てなもんである。

 この戒めについては私も長い間考え続けてきたが、今では、「株価が上がるか下がるかは基本分からないものであるから、予測をしたところでその通りになるとは限らない。予測してそれとは逆に株価が動いた時にポジションを修正する必要が出てくるが、その時自分のした予測に固執して対応が遅れてしまう可能性が高くなるのでするな。予測をするのならした予測に固執しないことが絶対条件である。」という風に勝手解釈している。

 普通予測と言うと、資料やデータに基づいて将来起こり得ることを推し量ることを言い、一般事象であれば基にする資料やデータの精度にもよるが、ハズレることよりアタルことの方が多い。だから予測と言うとアタルものという先入観みたいなものがあって、ハズレるということはあまり頭にない。しかしことが相場となると一般事象とは全く事情が異なってくるのでアタル方が珍しくなってくる。正確な資料やデータを精査して予測すれば、相場においてもそこそこアタルようになるとは思うが一般投資家レベルでそんなことができるはずもなく、勘ピューターに毛の生えたレベルの予測ではアタルほうが不思議なのに、自分が「予測」したのだからアタル「はず」という思い込みが弊害になるのである。

 そもそもこの戒めも玉操作を伴う分割売買をやるからこそあるのであって、玉操作のない単発売買であれば、予測してハズレたところで予め決めたロスカット値に到達したら損切りするだけのことなので、予測をする弊害というのは特に生じないと思う。だから玉操作を伴う分割売買をしないほとんどの投資家にとって「予測はするな」は当てはまらないので気にする必要はないのである。


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