アセットアロケーション考

 投資はアセットアロケーション(資産配分)で8割がた成果(リターン)が決定づけられると言われている。ノーベル経済学賞を受賞したアメリカの経済学者であるマーコビッツが提唱したアセットアロケーション理論によってそのことが証明された格好になっている。お金をどの資産(アセットクラス)にどの割合で配分するかによってリターンはほぼ決まるということになっている。まぁそりゃそうなるだろうなと思うが、貧乏庶民にはほとんど関係ないというか不要な理論だと思う。まあ資産が1億を超えるようならこの理論を真剣に勉強する価値はあると思うが、5000万円以下しか持たない庶民には理論を実践する意味はないだろう。こんな小難しい理論を出すまでもなく、5000万未満なら昔から言われるところの資産三分割(株式、債券、不動産)さえ必要ない、現金(預貯金)と株式の割合だけを考えてればいいのである。5000万を超えてきたらそこに債券を加えてもいいだろうが、不動産を考えるのは最低でも億を超えてからの話になる。それも1億そこらではリアルエステートは不要であると個人的には思う。どうしても不動産に投資したいならリートで我慢しといたほうがいいというのが私の考えである。ということでここから先は大多数庶民のアセットアロケーションとなる現金(預貯金)と株式について考えてみたい。この二つの割合は資産額によってかなり違ってくるのは当然で、保有資産1000万と3000万では全然違ってくる。以前にも書いたが500万未満で投資を考えるのは無理がある。というのは生活防衛資金として500万程度は必要と考えるからである。失業した場合のことを考えて1年間の生活費と不意の出費に備えるなら500万近くは貯めておくべきなんじゃなかろうかと。そこに達するまではやったとしてもせいぜい積み立て投資で月何万円かを投資するのが関の山だと思う。え~っ、500万も貯められないよ~という人は投資なんかしちゃダメというかする資格がないと思う。だから500万を超えて初めて投資に回せるお金が出来て来る。600万貯めたら100万が投資に回せるという具合である。3000万の人なら2000万を投資に回しても問題ないと思うが、この辺は各人の感覚的なものになってくる。家族状況とかを総合的に考慮して決めればいい。私がここで書いた500万というのは最低数字であって本当はもう少しぐらい余裕を見て欲しいと思っている。今の時代給料が上がらないとか言ってても貯めてる奴は20代で優に4桁万円以上貯めてるからね。投資関係の動画のコメント欄を見てるとその齢でなんでそんなに金貯めてんだと思うような人間がゴロゴロいてるからね。まぁ投資関係の動画を見てるような人は資産形成とかに興味を持ってる人だろうからそうなるのは当然かもしれない。逆言えばそうでない人は貯蓄なんてあまり興味もないし出来ない人なんだろう。これから先益々格差は広がって来るね、間違いなく。今から50年近く前、私の初任給は今の半分ほどで、実家暮らしではなかったけど、30歳になった時には1000万近く溜まってた。飲みに誘われて断ることはしなかったし、酒に限らず付き合いはほとんどすべて応じてきたつもりである。ゴルフも毎月あちこちのコースへ行った。もちろんビジターだしプレー料金も今よりずっと高かったんだけど。この時のことを思えば今の給与水準であれば30歳までに2000万円近く貯めれそうな気がするんだが・・・。おっと話が逸れて長くなってしまったから今日のところはこの辺で切り上げよう。
 さて相場について少しだけ。日経は昨日書いたように軟調な展開に終始したこともあって力強さは全く感じられない。米国のS&P500やナス100は上げ基調に変わりはないが高値更新には至っていない。欧州は米国よりも強い動きとなっており、私が保有するドイツ40は昨日高値を更新している。これはまあうれしいのだが、一昨日損切りした銅も昨日高値を更新しているのである。一昨日損切りした銅は負けトレードであると同時に失敗トレードだった。何が失敗だったかと言うと、売買のタイミングではなく、損切り値とポジション量の設定をミスったのである。いつも損切りポイントはチャート上の根拠のある位置に置いて損切りになった時の損失が投資資金の2パーセントまでに収まるようにしている。ところが今回根拠のある位置に設定すると損失額が2%を超えてしまうので、2%を超えないところに損切り値を引き上げたのである。すなわちその損切り値に根拠などなかったのである。果たして案の定私のポジションはロスカットになって、本来の根拠ある損切り値までは下げずに反転上昇して行ったという次第である。どうすべきだったかと言うとポジション量を落として損切り値を根拠ある位置まで下げるべきだった。そうすればロスカットになっても2%以内の損失で済む。そうする方法は十分頭の中にあったのだが、ポジション量を減らして利益が減るのが嫌だったのである。そして銅は強い動きをしているから、多少ロスカット値を引き上げても引っ掛かることはないだろうという都合のいい考え方をしてしまった。つまるところは欲がそうさせたのである。私の場合負けトレードとなる原因は欲によるものが9割以上であると思う。お~い!誰か欲を抑える薬持ってきてくれ~。食欲と性欲はめっきり減ったが相場欲だけはなかなか減らんわい。ということでまたのう。

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