人が死ぬと役所で然るべき手続きを取る必要がある。死んだこと自体の届けは葬儀屋がやってくれるから遺族が戸籍および住民票を抹消する必要はないが、それ以外の手続きは遺族がしなければならない。介護保険、後期高齢者医療保険、年金、住民税等様々な手続きが必要である。こう聞くと「めんどくせえなぁ、どうすりゃいいんだよ」となるが、修羅の国の役所では「おくやみコーナー」なるものがあって、役所へ行って親が死んだので手続きに来ましたと言えば、状況を聞き取った上でどれだけの手続きが必要でそれぞれどこの窓口に行けばいいかを教えてくれるようになっている。そして次はどこの窓口へ行けばいいかとか、次に行く窓口はどこだろうと思ってキョロキョロしているとすぐさま近寄ってきて案内してくれる。修羅の国はガラは悪いがこういうとこは非常に親切なのである。そんなだから5,6か所以上の窓口を訪ねる必要があってもスムーズに手続きを終えることが出来る。今回私で2時間もかかっていなかったと思う。つまり半日あれば十分終えるということだ。だから葬儀の翌日の午前中には終えたのだが、人にこのことを言うと「早いですねぇ~」と言われるがそんなもんだろうと思う。ただし手続きを滞りなく済ませるには必要なものはあらかじめ事前にそろえておく必要がある、でないと再度出向く必要が出て来る。最低必要なものは介護保険証、後期高齢者医療保険証、年金関係書類(年金手帳、年金証書、年金振込のお知らせ等のいずれか)、葬儀代金の請求書または領収書、自分の口座の通帳またはキャッシュカード、自分のマイナンバー、運転免許証、自分の戸籍謄本(抄本)などである。葬儀代金の請求書(領収書)なんているの?と思われるかもしれないが、わが修羅の国では葬祭費として30000円が支給されることになっているがその必要資料となっているからである。マイナンバーは年金の手続きの際に必要になる。運転免許証は本人確認のためであることは言わずもがなである。一番厄介なのは自分の戸籍謄本だと思う。私の場合は本籍を実家の所在地である修羅の国のままにしていたので、今回も戸籍係の窓口ですぐに取得できたが、もし本籍を現住所地に移していたら事前には取得できなかったはずだから手続きは完了しないとこだった。まあこれはラッキーだったな。ただ今回は良かったけど、過去今まで何度か戸籍謄本が必要だった時は、いちいち郵便小為替を買って郵送で取り寄せないといけなかったから面倒だったよ。なので親と自分の本籍地が異なる場合は自分の本籍地で事前に取得しておかないと手続きができないことになるかと思う。戸籍謄本は数か所の窓口で必要だったが1部だけ取れば後はコピーで対応が可能だったよ。なお年金は厚生年金を支給されていても役所で手続きは可能、ただし遺族年金の手続きが必要な場合は年金事務所に出向く必要が出て来るから役所だけで手続きは完了しない。私は役所の手続きは僅か2時間足らずで完了したが、片づけなければならない大仕事がまだ2つ残っている。そのうちの一つが実家の解体である。実家は借地上に建てた家なので更地にして地主に返す必要がある。解体に当たってはまず家の中の荷物を処分する必要があり、要るものと要らないものの分別をしなければならないのだが、めんどくさいから全部要らないものとして処分してしまおうかと考えている。その辺のことも含めて業者に見積りを依頼する必要もあって四十九日法要で帰省するときに動く予定でいる。聞くところでは解体費用の相場は最低でも200万ほどかかるらしい。私の実家のある地域一帯はみんなほとんどが借地なのだが、高齢化で死んでしまうと全部更地にはなるが地代も入らなくなるが地主はどうするのだろう?すでに何軒もの家の跡が更地になっている。売地として看板を立ててはいるところもあるが誰がこんな土地買うんだよと思うね。私ならただでも要らんわ、固定資産税を払うのがばからしい。幅3メートルほどの私道に面した土地に家なんか建てるかいな、つか建てられへんやろ、知らんけど。まあとにかくそんなこんなで解体するまで落ち着かんのですわ。ではまたのう。
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