先日日経新聞が日銀の国債の含み損を報じたことについてユーチューバーでもあり、メディアによく出て来るコメンテーターでもあるT.Y氏が自分のチャンネルで自説を述べているのだが、私からしたら全く???の論理展開をされている。このT.Y氏は素人に非常にわかりやすい話し方をするのでメディア等では絶大な人気を博しているようだ。チャンネルのコメント欄にも氏の解説を絶賛するコメントばかりが並ぶ有様である。確かに聞いていると簡潔明瞭な話し方をされるので素人受けはするだろうと思う。私も自分が詳しくない、疎いことに対する解説だと、「ふ~んそうなんだ、よく分かった」と妙に納得してしまう。だが今回のこの日経記事に対する解説に関しては「違うだろ、そうじゃないだろ」とツッコミを入れたくなる。氏は国債の含み損なんか問題ない、日銀は保有する600兆円の国債が数十兆円まで減価しない限り大丈夫だと強弁している。申し訳ないがこの人って債務超過の意味わかってるんだろうか、いや分からないはずはないよな、だったらこの論理展開はどういうこと?と頭の悪い私なんかは思ってしまうのだが、コメント欄で「大変よくわかりました、さすが天才ですね」とか「日経新聞の記者ってバカばっかりなの」と言ってる人に一度聞いてみたいものである。まあこういった事象からも素人を騙すのは赤子の手をひねるようなもので、世の中に詐欺師がうごめいているのも無理はないなと思う次第である。あっ、言っとくけどべつにこのT.Y氏が詐欺師だと言ってるんじゃないよ、間違えないでね。私が言いたいのは、語り口でさももっともらしいことを言う人をむやみに信用してはいけないということが言いたいだけである。このT.Y氏はT大卒の頭脳明晰な人間であることは認めるが、だからといって言ってることすべてが正しいことを言ってるとは限らない、いやむしろそんな人間がこの世に存在するわけないじゃないかということくらいは分かっておきましょうねというお話でした。ではまたのう、といつもなら言うところだが、明日から今週いっぱいはこのブログ記事の更新は致しませんのであしからずご了承ください。また来週お会いしましょう。
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