インフレあれこれ

 昨日ビールを買いに行ったらいつも買うのが売り切れてなかった。仕方ないので同じ銘柄で糖質70%オフというのを買ったよ。でもやっぱり味は落ちるね、まあ飲む前から分かってはいたけど。昨今の物価高で韓国産の発泡酒とはいえ、国産のものと変わらない味で安いので一番よく売れているようだ。だからちょくちょく売り切れになるんだね、他のビールはそんなことにはならないのに。食品をはじめいろんなものの値段が上がって生活が苦しくて・・・とか言うのはまだ早い。今ぐらいの上昇で苦しいと言っていたらどうすんだって話よ。いや、すでにミニマムの生活をしていてこれ以上削れるものがないという人なら分かるが、ほとんどのひとはまだまだ無駄な金の使い方をしているんじゃないかな。であれば生活を見直してみればどうにかなるはずだ。もし無駄な使い方はしていないという人でもその中で削っても我慢できる支出はあるはずだからそれを削ればいいだけだ。そうして削られるものは需要が落ちるから価格も抑えられる方向に向くだろう。そうなることでやっていけない企業も出て来るかも知れないがそれは仕方がない、社会的にそこまで必要とされていないか、もしくはそのビジネスモデルが拙いということなんだから。物価上昇対策と称して政府は財政支出を行おうとしていて、それによって国民は喜ぶだろうが、それは結果的に物価上昇を認めることになって、いつまでも物価は上がり続ける方向に動き続ける。つまり物価を抑えたいという思いとは裏腹の政策を実行することになる。しかし物価上昇に対して何もしないと政府に対して国民から文句や批判が出て、最悪は政権が立ち行かなくなることが考えられることから、火に油を注ぐようなことをやってしまうのである。政治家は自分たちの保身のため、つまりは選挙で勝つためにそうせざるを得ないということである。極論すれば国民、大衆が馬鹿だから仕方がないということになるのだが、ここまで言ってしまうと支持は得られないだろうからやめておこうか。まあしかしそもそもこの物価高(インフレ)は国民には何の責任もない、こうなったのはひとえに政府と中央銀行の責任であることだけは間違いないと断言できる。だから国民が政府、中央銀行(日銀)に対して文句を言うのも仕方がない。際限なく金融緩和を続ける日銀と、財源不足なら国債をなんぼでも発行すればいいという考えの政府が生み出した結果である。言うたら今のインフレは需給による物価上昇ではなく、通貨価値の下落によるものと言った方が正しいのではないかという気がする。家計と一緒で国だって借金を重ねて行けばいつかはどこかで行き詰まる時が必ず来る。日本は自国通貨建ての国債だからいくら発行しても大丈夫とかいうバカが結構いるがどうしようもないね。ではまたのう。


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