雑感

 毎年夏休みが終わる時期になると子供の自殺を心配するのだが、今年はそういったニュースも見聞きしていないのでおそらく起きていないのだろうと思っている。子供は社会経験もなく視野が狭いので、逃げ道を見つけられずにその方向に考えが行ってしまいがちである。なのでこれを防ぐには周りの大人が注意して気を配る必要があると思う。子供に関してはそうだが、大人に関してはもう自分でコントロールするしかないと思っておかなければならない。自殺に至る原因は人それぞれで、他人にはその気持ちが理解できないようなこともあるだろうから、事情によっては無理からぬことなのかもしれない。だがそんな中で私がどうしても分からないのが仕事が原因で自死するというものである。過重労働から鬱病になって自殺を考えるようになり行動に至るというプロセスなのだろうが、たかが仕事ですよ、仕事にそんな重きを置かなくてもいいんじゃないですか。仕事がうまくいかないと生きてられないと考えてしまうのだろうか。
 一昨日の新聞に某洋菓子メーカーで働いていたパティシエが、最大で月に三百数十時間の時間外労働をさせられて鬱病になって自殺したとかいう記事を見かけたんだが、月に三百時間を超える残業ってどうよ? 休みなしで毎日10時間以上残業しないとそんな時間数にならないぜ。正規の労働時間を8時間としたら1日に20時間ほど働くことになるんだが、1日は24時間だから4時間で睡眠と食事と入浴なんかを済ませなきゃならない。昔の奴隷でももちっとマシな生活を送ってたんじゃないのか?なんでそこまで耐えるんだよ。世の中の多くの企業、会社なんて所詮クソばっかりなんだから、労働者から搾取することしか頭にないのよ。そんなのにまともに付き合ってたら命なんぼあっても足りないぜ。私も銀行時代は毎日5~6時間ほどの残業が常態だった時期もあったけど、いつでも辞めてやるぜと思って働いてたよ。まあ給与の面では世間一般よりちょっぴり良かったから耐えたけどね。これが安月給だったらとっくに辞めてたと思う。こんな考え方をしていた私でも、50歳になってから昨年3月に辞めるまで15年ほど働いた職場では、こんなに楽させてもらって給料、ボーナスまでくれるなんて申し訳ないと思いながら働いたよ。だから仕事を自分で増やして行った。だってそうでもしないと時間を持て余してしょうがなかったからね。まあ世の中にはいろんな職場があるんだから、一つの職場にしがみつく必要なんて全くないはずなのに、どうしてそんなことになるんだろうね。そうなる人ってよほど責任感が強いか、視野が狭いかのどちらかなんだろうと勝手に思っている。


トレード日記ランキング

コメント

非公開コメント

トラックバック