何の進展もない

 1週間前にも同じことを書いたが、いまだに捜査機関である奈良県警からは事件捜査の進展をうかがわせるような情報は一切出てこないままである。もしかしてお盆休みなのか?とさえ思いたくなるような捜査状況に思えてしまう。おそらく捜査シナリオに沿った証拠や供述が揃わないので会見もできないのだろう。この事件はスタートから大きな矛盾点を抱えてしまったがために、その矛盾点を晴らせない限り何を言っても信頼されない状況になってしまっていることが大きい。矛盾点とは言うまでもなく治療に当たった執刀医と司法解剖した監察医の発言内容の食い違いである。この相違点をどう考えたらいいのか?を追究していくとどうしても山上容疑者の単独犯行というシナリオには無理が出て、スナイパーによる犯行説が現実味を帯びてくることになってしまうのである。今だに山上容疑者の単独犯行だと思っているのはテレビしか見ない情弱ジジババぐらいのもんだろう。逆にネット民たちの間ではスナイパー説が幅を利かせているようで、そういった見方をする動画の投稿主も複数存在する。そんな中、投稿主はまだ比較的冷静に仮説から探っているように見受けられるが、その手の動画に対するコメントを見ると、スナイパー説ありきというかもうスナイパーによる犯行しか考えられないといった調子で書かれている。そういうコメントはもう前しか見ていない、よくて180度の視野しか持ち合わせていないというものが多いようである。こういうのは360度の視野で検討、考察しなければならないのに、自分に都合のいいような見方、考え方でもって決めつける方向に持って行く。客観的に考えればいやいやそうとは限らんだろと思えるようなことを周りが見えないから断定的にコメントしている。これは初心者トレーダーがチャートを見て自分のポジションの方向にしか値は動かないと思っているのと同じである。状況によっては上がる、下がるどちらかに優位性がある局面はあるが、それでもせいぜい7:3であり、3割は思った方とは逆方向に動くし、多くの局面ではほぼ5:5の確率でしかないのを9:1や10:0に見えてしまうのと似ている。私も偉そうなことを言えたもんではないが、昔に比べたら考え方の視野は広がった方だと思う。こういうのは経験によるところが大きいので誰でも齢を重ねたらある程度視野は広がると思うけどね。私は年とともに考え方の視野は多少広がったかもしれないが、そのかわり緑内障で目の視野は幾分狭まった。考え方の視野は自分次第で改善できるけど、緑内障の狭まった視野は決して元に戻ることはないのが辛いね。とにかく目薬を頑張って点すくらいしかないが、いくら点しても良くなることはなく、悪化を食い止めることしかできないところがなんともだな。ではまたのう。


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