警備体制

 安倍元総理の銃撃事件での警備体制についていろんな意見が飛び交っているが、私は次の1点に尽きると思っていて、この1点さえ怠らなかったら事件は防げていただろうと思っている。何かというとそれは安倍元総理の後方を誰も監視していなかったということである。みんな元総理と同じ方向を向いていたのでは、どうぞ後方から狙ってくださいと言ってるに等しいからである。あの時1人でも元総理の背後に立って後方を監視していたらおそらく犯人は行動を起こせなかっただろうと思っている。自分が狙撃しようと狙っている人間のすぐ背後から見られていて銃を構えるなんてできっこない。取り押さえられるのを覚悟するか、狙いが外れるのを承知の上でしか行動には移せない。そんな成功確率の低い状況で普通は行動しないだろう。今回元総理の後方に一人SPが立っていたが、犯人と同列で同じ方向を向いて立っていたから、犯人の行動を抑止するという点においては意味をなさない。前方から見られていると犯人は行動できない、もしくはしにくいが、そうでなければ警備効果はない。こんなことは素人でも分かることであるが、その点さえも怠っていたのでは責められても仕方ないだろう。SPが付いていて警護対象者に何かあったときは0点だと主張する人間がいて、いついかなる時もいかなる状況下においても守れなければ0点失格だと言うが、100%守り切るというのは不可能に近いだろう。今回でももし近くのビルからライフルか何かでスナイパーに狙われたらSPが10人いようが20人いようが防ぎようがなかったのではないか。ライフルや銃を使わなくても絶対に殺そうと思えば手段、やりようはいくらでもある。それなのに100%守り切るのがプロであるとか言われたらSPなんてやってられないよ。現実的ではないことを求めるのはどうなのか、それともそういう人たちは自分だったらできるとでも思っているのか、まさかそんな夢物語みたいなことは思っていないだろうが。まあとにかく今回の事件は後方の警備という警備の基本を怠ったがために起きた事件であり、警備体制がどうのこうのとごちゃごちゃ言わなくても済むシンプルな事件であるがゆえに、奈良県警の責任は問われてしかるべきであると考える次第である。


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