昨夜のCPIの結果を受けて短期のトレンドは上昇から下降へ転換が確定した。CPIの発表の前の時点で下への流れが出ていたのでおそらく下降トレンドになるだろうとは思っていたが発表後の動きで確定した。昨日の記事で発表後一旦上に振れてくれると売りやすいと書いていたが、上に振れずに下げていくことを考えたら発表前の段階で売りポジを建てておくのが良策であると考え、27700円どころで売り建てておいたがとりあえず正解だった。この売り玉は27400円台半ば付近でとりあえず利確した。この玉だけだったらもっと引っ張っただろうが、高いところで売り建てた玉を残しているので利確した後さらに下げてもその玉が稼いでくれるからいいやという思いであまり欲張らずに利確した次第である。その後先物は27250円まで下げて引けは27340円であるから月曜日現物は500円ほどGDして始まることになるだろう。27250円どころには一応支持帯があるので、寄り付いた後は戻りを試す値動きになると思われるが、どこまで戻るかは別にして戻った後はまた売られることになるのは間違いないところであろう。売られることなくそのまま高値を再び更新していくなんて予想はとんでもハップン歩いて10分である。(下げ)トレンドは発生したばかりである、まだ27000円も割り込んでいないのに終わるはずがない。少なくとも来週のFOMCまでは下げていくと見るのが自然である。一旦発生したトレンドが2日や3日で終わるはずもないのである。一旦発生したインフレが1年そこらで収束するはずもないのと一緒である。それなのに毎月毎月CPIの発表の度にインフレが落ち着くような数値を期待するのはどうかしてるぜと言いたい。
昨日は金融のお偉いさん3人が集まってお話をしたようだが、話し合っただけで円安を止めることなんてできないよ。会合が終わった後のコメントはいつもの変わり映えのしない判で押したようなコメントである。これじゃあマーケットになめられるだけでより一層円安が進みこそすれ円高になることは決してないだろう。この円安を本気で止める気があるならの話だが金融政策を転換する以外に道はない、でも日銀は円安を止める気がないどころかさらなる円安を望んでいるのだからどうしたって円高にはならない。まあドル円が140円になったら世間もざわついてきて日銀も少しは考え直すかもしれないが、考え直したというより考え直すふりをしたけど「やっぱ緩和でしょ」と言って何も変わらないかもしれない。そうなったとき世間はどうなっているでしょう? 間違いなく物価はかなり上がっているはずである。物価指数としては対前年比で3%台くらいかもしれないが、指数で3%台であれば体感的には10%を超えてるように感じるだろう、食料品などに至っては20%くらいの値上げになっている可能性が高い。そうなったときの世間の風当たりに黒東は耐えられるだろうか? 多分だが耐えられないと私は思う。そもそもだが今金利を0.25%上げたとしてどれほどの影響があるだろう?景気に悪影響があるという理由で金利は上げられないと言っているのだが本当にそうか?と思うのよ。住宅ローン金利が0.25%上がったからと言って家を買うのは止めた、車を買うのは止めた、設備投資するのは止めたとなるのか?まあ中には止める人もいるだろうがそんなに多くの人が止めるとは思えないんだが・・・、0.25%やで、2.5%ちゃうで。ETF買いをさんざんやった挙句に途中からやっぱこれはまずいんじゃねえのということでシラーっと止めたように、間違ってましたとは言わずに今回の円安政策もいずれ方向転換せざるを得ないと見ている。その時期が黒東の任期中か退任してからかは知らんけどね。
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