たまには相場記事でも

 株ブログでありながら最近は相場ネタの記事をあまり書かなくなってしまっているので、今日あたりはちょっと書いておこうかなと思って書いている。日経は戻り目途の第一候補であった28000円を超えて推移しており、次の目途である28400円をうかがう動きになってきている。米国がもたついているにもかかわらず日経がここまで強いのはとりもなおさずドル円、為替の評価額によるものに他ならず、決して円安によって日本の企業収益、経済が良くなることを織り込んでいるわけではない。つまりドル円の動き次第で日経は高くも安くもなるということである。明日はMSQだがこれを過ぎたら相場つきが替わるというものでもないだろう、あくまで為替任せの相場が続いていくだけだろうと思っている。もちろん米国市場の影響は受けるが、要はそれと為替の影響を統合したような動きになると思っている。仮に明日の米CPIの結果を受けて米株が上昇してもその時は為替が円高に振れるだろうから日経はそれほど大きな上昇にはならないと思われるし、逆に米株が下落するような結果だとしてもその時は為替がさらなる円安になるだろうからそれほど日経は下げないんじゃないかと思っている。しかしこの円安はどこまで行くんかね? 黒東が方針を変更する可能性は低いから論理的にはさらなる円安が見込まれるところではあるが、現実はそうはならない可能性のほうが高いように思う。というのは何事もモノには程度というのがあり、行き過ぎたものには必ず反動がくるようになっているからである。仮にドル円が140円を超えてきたときに世間は日銀に対してどういう反応をするだろう? その反応を受けて日銀はどう動くだろうか? それでも頑なに緩和政策を続け、150円を超えるようなさらなる円安に向かうのか? そうなったとき日本の物価はどうなっているだろう、考えただけでも恐ろしいような気がするが、日本の国民は物価高を許容できる耐性が備わっているので大丈夫であるとうそぶくつもりなんじゃないかとさえ思えてくるよ。


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