国民皆歯科検診

 政府は骨太の方針の中に国民皆歯科検診制度というのを盛り込むようだ。確かに歯の健康は重要であることは間違いないことなんだけど、これを義務化する必要まであるのかとも思ったりする。義務化するといってもせいぜい企業に健康診断同様の取り組みを要請する程度のことになるだろう。仮に検診であなたの歯の状態はよろしくないので治療の必要がありますとなったとして、そうですかと言って真面目に歯医者へ通いだす人がどれだけいるだろうか?指摘された人みんなが歯医者へ行くなら間違いなく国民の歯の健康状態は向上し、ひいては体全体の健康状態も改善することは間違いないだろう。だが健康診断で心臓に異常が見受けられますとか、癌の可能性が疑われますとなれば精密検査を受けるなりで病院に行くだろうが、虫歯がありますとか、歯周病の疑いがありますとか、歯石がたまっていますと指摘されたからと言ってわざわざ歯医者へ行く人の比率はかなり低いのではないか?心臓病やがんのように直接命に係わるもんじゃないからね。歯は大事だという認識でいる人は検診などなくても自分で定期的に歯医者へ行っている。そうでない人が指摘されたからと言って歯医者へ行く確率はかなり低いだろうね。それでも何人かは行くだろうから全体で見ればやらないよりかはマシということになるかもしれないね、意識づけのためにも。でもなあ成人の歯科検診を義務化してまでやる必要があるのかどうかと個人的には思うんだ。まあなんもしない政府と言われてなんかせなあかんと思って言い出したのかもしれないけど、歯科健診よりもっと国民のためになる他のことなかったんかいなと思ったよ。


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