転換したとは言うものの

 チャートの表面上は短期で買転換した格好になっているが、中長期では依然として下降トレンドのままであることから、この買い転換した状態が長く続くことはないであろうことは予想できる。 早ければ来週のどこかで再び売転換となる可能性もあるし、そこまで短くなくてもせいぜい今月いっぱいが限界だろうと思っている。 そらぁ本格上昇に転じるのなら別だが、現在のファンダ、マクロ面から考えて本格上昇に転じるとは到底思えないからである。 先日のCPIの発表でインフレはピークに達したように思えるという超楽観的解釈で相場は戻したようだが、これはご都合解釈もいいとこだと思っている。 私はこれがピークだとは全然思っていない、過去にインフレが1年そこらで収束したことがあっただろうか?というのもあるし、今回の発表にはまだロシア、ウクライナ情勢によるインフレ要因が反映されていないのである。 まあ100歩譲って仮にここがピークだとしてもすぐにインフレ率が3%や4%に落ち着くわけもない。 仮に5%ほどになるとしても現在のFFレート、2年物国債利回りとは乖離があり、どう考えても利上げは不可避だろう。 そのような相場環境下で株価指数が上昇を続けると考えるのは、もうこれはどうかしてるぜというレベルだと思う。 今後の利上げおよびQTによる金融収縮を乗り越えて相場が上昇する要因はどこをどう探してもあるわけはないのだから。 仮に企業業績がそこそこ良くても金融収縮の下では相場の上昇は起こらないと考えるのが自然な道理である。
 話は変わるがれいわの山本太郎が衆議院議員を辞職して参議院選に出るという。 個人的には姑息なやり方のように思えるんだが、まあ別にルール違反ということでもないから、あとはこれを有権者がどう取るかだね。 と言ってもこれを肯定的にとらえるのはれいわ信者ぐらいしかいないだろうからどうでもよくね、という結論になるかな、つまり勝手にやってろと。 どうせこの手は1回しか通用しないんだから、別にこのようなことをさせないような規則を新たに制定する必要もないだろうと思う。 まあこんなやり方をやる政党が評価されて議席を伸ばすはずもない、いずれ消滅していくしかないんじゃないかと思うんだが、アホな有権者も一定数いるからそうは簡単に消滅はしないかもだな。 N国党の立花が過去に同じことをやったがそれと同じ運命をたどるだけの話だと思うぞ。


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