ノーポジに

 残っていた1-1のポジションは昨夜のナイトで決済してノーポジにしています。 売り玉は26899円で決済して857円のマイナス、買い玉は27020円で決済して1731円のプラスとなりました。 相場はどういうわけか強い上昇局面となっていますが、その理由は私にはさっぱり分かりません。 まあ分からいのは私だけでなくみんなも分かってないことは分かっています。 株価で言えば日経(先物)はすでにロシアがウクライナへ侵攻する前の水準にまで戻しています。 これは地政学リスクの面からで言えば停戦を織り込んだことになるのでしょうか? う~ん、どうなんでしょうね、停戦が望ましいのはもちろんですが、近い将来そういう風になるというのは難しいように思えますが・・・。 そうであれば相場が上げている要因は他にあるということになってきますが、他と言ってもそれはもう一つしかないわけで、FRBの金融政策以外にはないでしょう。 今回のFOMCでは事前に予想されていた通りの結果となっておりますのでサプライズはなかったわけです。 にもかかわらず相場が上げているのはパウエル議長の発言内容を好感して上げているということでしょうか? 個人的にはあの発言内容にそれ程のものがあったとはとても思えないのですが。 まあご都合解釈をすれば何とでもいいように受け取れるのでそうしたのでしょうかね。 それまで散々下げていたのでここからさらに下げるよりは上げる方が容易だということでポジティブ解釈をしたということなんでしょうか。 しかしどう解釈しようがこれから先金利が上がるのとバランスシートの縮小が行われることは間違いのないことですから、株価にとってはネガティブに働くしか考えられないのですが。 それともこれは非常に考えずらいことなんですが物価がこの先それほど上がらずに落ち着いてくるという見通しをしているのか? いやあー、いくら何でもそれはないよな、一旦上がりだした物価が7パーや8パーで止まるとはとても思えない、最低でも2桁%、普通は15~20パーは行くでしょ、過去がそうなんだから。 それともいや今回だけは違うとでも? この点で言えば昨日の日銀黒田総裁の発言も疑問視されてしかるべきだと私は考えているが、突っ込む者はだれもいなかったのかな? つまり黒田総裁は日本の物価上昇は一時的なものになるだろうと言ったのだが、そう考えている根拠は何なんだろうと思うのよね。 そこには日本は今まで過去何十年と物価は上がってこなかったのだから、この先海外要因等で多少上がってもいずれ直ぐに落ち着くというような考え方があるような気がしている。 まあ実際どうなるのかは分からないが、仮に物価が2%を超える期間が半年近くも続くようなら間違っていたことを認めるとともに、即行金融緩和をストップしなければならないのだが、果たして日銀にそれができるのかという疑問が出てくる。 まあストップするだけならできるのかも知れないが、FRBのようにバランスシートの縮小にまで踏み込むことはしないだろう。 そもそもそんなに物価が上昇すると日銀は考えていない節があるからバランスシートの縮小なんて考えてもいないんじゃないかと思う。 しかしそうなると30兆円以上のETFを日銀はずっと抱え込むことになるが・・・。 仮にこのETFを売却するとした場合市場で売却するなんてことは不可能である。 徐々にでも不可能だろう、それをやれば日本の株式市場は今後数十年にわたって上がらないマーケットになってしまう可能性がある。 じゃあどうしたらいいのか、売却する手立てはないのかとなると、これはもう市場外取引でどこかのファンドに買ってもらうしかないのではないかと個人的には思っているが、果たして買ってくれるファンドが現れるかどうかにかかって来る。 ならいっそのことずっと持ち続けたらいんじゃね?という気にもならなくはないが一国の中央銀行がリスク資産、それも債権ではなく株式という水物を抱えて価格変動により債務超過に陥るリスクを背負い込むというのはどう考えても健全とは言えないだろう。 口では2%以上に物価を上げることを命題にしているけど、詰まるところ日銀は物価が上がってほしくないというのが本音なんじゃないかと思っている。 だって物価が上がれば出口戦略を考えないといけないんだからね。


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