今週は激ムズ相場か

 相場は予想が当たれば儲かるという思い込みを完全否定するには、先週の私の売買譜が格好の教材であったように思う。 戻りの目途は28000円プラスマイナス100円と予想し、実際相場は27900円近くまで上昇したのち反転下降した。 つまり戻り目途の下限にほぼ到達したのだから当たったか外れたかと言えば当たったということになるかと思うが、それで利益が出たのかと言えば出るどころかわずかではあるが時価評価額はマイナスになっている。 このことはいくら精緻な分析をして予想してもその予想が100%当たる保証なんてないのだから、実際のトレードする現場に居合わせた時には欲と恐怖で予想に従った売買が出来なくなるということを意味するものである。 これが相場を始めたばかりの超初心者であれば、欲と恐怖とはまだ無縁状態だから予想通りの売買をしてその予想が当たっていれば利益を得ることが出来るかもしれないが、ある程度トレード経験を重ねた人はもう欲と恐怖が邪魔をしてしまって出来ないだろう。 だったら予想しても無駄なのかと言えばそんなことはなく、ある程度予想が出来ないとトレードは出来ないというか利益を上げることはできない。 つまりは欲と恐怖の壁を乗り越えないことにはいつまで経っても資金は増えないということである。 欲と恐怖の壁を乗り越えるとはそれらの感情を克服することなのかと言えば、人間である以上それらの感情を無くすとか克服するなんてできっこない、よく機械のようにトレードせよとか言うてる人がいるがそんなこと人間にできるわけがない。 なくすことが出来ないのだったらあとはもうそれらを上手く自分でコントロールするしか手はなく、どうコントロールするかは自分で考えるしかないが、コントロール出来ない限りは継続的に利益を得ることは出来ないことだけははっきりしている。 私はこれらの感情をコントロールするには分割売買と両建てが最適だと自分で思っているのでそうしている。 それでもなかなかうまくコントロールできないで毎日悪戦苦闘しているのである。
 さてでは今週はどういう相場展開になってどういうトレードをしたらいいのだろうか?となると今の時点では「分かりません」としか答えようがない。 日本がお休みだった金曜日に海外では結構な下げを演じていることから、相場はここからさらに下へ向かうのかという気にならなくもないところだが、その可能性はせいぜいあっても70%ほどのものであり、30%は上昇して戻す可能性があると現時点では考えている。 いや70%あるんだったら売りでしょと思うかもしれないが安いところで売るのは躊躇う、売るにしてももう少し高いところでと考えるが、この辺は自分の今のポジションがどういう状態にあるかで違ってくると思う。 私は現在3-3のスクエアなのでこのまま下がっても傷を負うことはないから、しばらく様子を見ていてそれからどうポジションを動かすのかを考えたい。 もしこれがスクエアではなく、買いの方が多いポジションだったらすぐにでもスクエアにはするだろうけどね。 まあどこで売るかはあるけど今の局面で少なくとも買いは考えないよね、買うにしてももっと下げないことには検討する価値もないだろうと思う。 金曜の日経CMEがちょうど27000円処で終えているが、26500円を割り込んで来たら初めて買いを検討するぐらいでいんじゃね、知らんけど。 私個人はとにかくポジションの立て直しに専念するつもりです。 上げてくれば買いポジの手仕舞いと新規の売りを検討し、下げて来るなら売り玉の利確をやってからある程度戻したところで買い玉を損切り手仕舞いする。 これを3ポジ有るので1ポジづつやっていく。 売り玉の決済(利確)値より買い玉の決済(損切り)値が1円でも高ければポジションは改善されるのだからね、建てた玉をすべて利食いできるまで決済しないというのは愚の骨頂の考え方である。 利食い、損切りに関係なく今より売値と買値の差を縮めることが出来れば今よりポジションは改善されて行くんだからね。 それを変に利食いと損切りに拘ってしまうとポジションの改善なんてなかなかできないということに気付けるかどうかが肝だと思う。


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