正しい歯磨き

 7月から歯医者の通い出してからというもの、歯に関しての意識が異様に高まった。 まぁ30年間ほったらかしにしてきた反動によるところが大きいのだろうと思う。 ユーチューブで歯に関する動画はもう数百本近く見てきたから、知識的にはだいたいのことは分かったつもりだ。 と言ったところで歯学的な知識を必要以上に学んだところであまり意味はない、患者を治す側ではなく、治される側なのだから基礎的な知識で十分である。 治される側の人間にとって最も重要なのは正しい歯磨きの仕方の知識と実践である。 知識がなければ実践できないが、知識があっても実践しなければ意味がなく、知らないのとさして変わりはない。 一般的に重要だと言われているのが歯ブラシの動かし方であるが、私は生まれて今まで正しい歯ブラシの動かし方をしたことはなかった。 今は歯ブラシを横方向に細かく動かして磨くのが常識となっているが、私は今までずっと縦方向に動かしてきた。 いや、このことを知らなかったわけではなく、10年近く前には知識としては知っていた。 昔(私が子供のころ)は歯ブラシは縦方向に動かすのが正しい磨き方と言われていたから頑なにずっとそれを実践してきたこともあって、現在の常識とされている横方向の磨き方を1,2度試したことはあったが、長年の癖でどうもなじめず、すぐにまた元の縦方向の磨き方に戻してしまっていた。 でもさすがにこれからは死ぬまで横方向の磨き方に変えるよ、そこまで頑固ではないからね。 まぁこの歯ブラシの動かし方については私と同じように縦方向に誤って磨いている人も、この広い日本の中にはまだ何人かはいると思っている。 だが今から言う歯磨きのやり方をしていたのは恐らく私だけなんじゃないかと思うがどうだろうか? どんな磨き方かというと歯磨き粉を付けて一通り磨いて口をゆすいだ後、歯ブラシを水で洗って歯磨き粉を洗い落として再度歯磨きをするというやり方である。 言うたら濯ぎの歯磨きとでも言うのかな、水だけで歯をゴシゴシして口の中に残った歯磨き粉を落とすという感じである。 なぜこんなやり方をしていたかというと、子供の頃に母親から歯磨き粉は歯に悪いからちゃんと洗い落とさないと駄目だ(虫歯になる)と教えられたからである。 歯の汚れを落とすためにつける歯磨き粉が歯に悪い? どういうこっちゃ?と思ったがその時は素直に親の言いつけを守っていた。 大人になってからずいぶん経った頃にこの理屈はどう考えてもおかしいやろ?と思ったので、歯磨きをした後、水で口を数回すすいだ後はそのままにして終えるというようにして見たのだが、これまた長年の癖でそれだけだと気持ちが悪いのである。 そんなことでこれもまた今まで通りの濯ぎ歯磨きまでしてしまうやり方になっていたのである。 恐らくこんなことをやっていたのは全国で私と私の両親だけだったのではないかという自信がある。 まぁひょっとしたら我が家と同じく情弱の家庭で同じことが繰り広げられている可能性は無きにしも非ずではある。 この水だけの濯ぎの歯磨きをするかしないかで歯磨きの負担感は全然違うね。 今は歯磨き自体は丁寧に時間を掛けてするようにしているが、2~3回口を濯げば終わりとなるので時間がだいぶんと短縮されて楽な気分で歯磨きを終えることが出来る。 今まで私は何万時間を無駄にしてきたのだろうとつくづく思うね、いやほんとにマジでそう思うよ。


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