明らかな変化

 ここ最近は相場に関する記事をほとんど書かなくなったが、今日は書きますよ。 今書かずしていつ書くのか?というぐらい相場に変化が出て来ちゃったからね。 相場は先週月曜日から大きく上げだしたが、月曜、火曜は今年の2月以降下げているチャネルラインの上限に向かった上げに過ぎないのではないかという目で見ていた。 つまり上限に達したらそこでまた反転するだろうと思っていた。 で、水曜は小さな陰線引けで終わり、あぁやはりこの辺が戻りいっぱいになるのかなと思っていたら木曜日にまた大きな陽線が立った。 ここで今までとは相場が変わる何かが起こっている可能性があるとは思ったが、それが何であるかなど私に分かるはずもない。 そして金曜日に菅首相退陣のニュースで更なる大陽線となったのである。 恐らく相場は木曜日の時点でこのニュースを織り込みに行っていたのではないかと想像する。 私でさえ木曜の時点で菅首相は総裁選に出ないのではないかという予想が想起されたが、もちろん確信までには至らなかった。 だが世界の大口投資家たちはこのことを木曜日の時点で読み切っていて、先物を買ってきたのではないかと思っている。 そして金曜日、退陣(不出馬)が公表されたのは確か11時ごろだったと思うが、その発表の20分ほど前から相場は急騰を開始している。 私がこのニュースを知ったのは昼過ぎてからで、知った時にはすでに相場は上がり切ってしまったと思うほど上げていたから静観するしかなかった。 そして後場はもみ合いに終始することになり、そこからどういう動きになるのか、つまり材料出尽くしで下げるのか、それとも大きな好材料とみなされてさらに上昇するのかは、ナイトセッションに委ねられることになったと判断した。 で、ナイトが始まったのだが相場はさらに勢いを増してぐんぐんと上昇を続けた。 もうここまで大幅な上昇を見せつけられると相場は全くの別物になっており、今までの観念は通用しないと判断した。
 以上を踏まえて今週以降の相場をどうやって乗り越えて行ったらいいのかを考えてみた。 先ずはとにかく相場のベースが大転換したという認識を持つことが必要になって来るだろう。 これだけ上昇したからもう下げるしかないという考えが最も危険だと思っていて、空売りなどしようものなら身ぐるみはがされると思っておかなければならないだろうと思う。 とは言っても今週毎日大陽線が続くはずもない。 私の勝手な予想だと今週前半、つまり月、火、水辺りまでは上昇するとしても、そこからは高値もみ合い(保ち合い)になって2週間ほどフラフラする相場になるような気がする。 そして今月下旬から再度上昇を開始するというのが大まかな予想である。 まぁこの予想に敢えてファンダ的な要素を加味するとすれば、総裁選の行方をにらみながらもみ合い、総裁選の結果を受けて上昇し、そこから今度は総選挙を織り込みながら上昇するというのが私のシナリオである。 この私のシナリオの大前提として高市総理誕生があることは言うまでもない。 それが実現しなければこのシナリオは成立しないことは明白であるが、月、火と大きく上昇するようなら相場はそうなることを確信気味に織り込んでいると判断していいかも知れない。 個人的には先週からの上昇に民主党政権から自民党政権に変わった時、そしてアベノミクスが始まった時と少し同じような雰囲気を感じているのだが、私の感覚がちょっとおかしいのだろうか? まぁヘタレなトレーダーの妄想と思っていただければいいんじゃないでしょうか。


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