先週相場は大きく下げた後、金曜日は自律反発して終えている。金曜の先物ナイトも上げていることから月曜日は高く寄り付くのはほぼ間違いないが、その後どういう動きになるかである。仮に月曜日も陽線で上げて引けるとしてもまだ自律反発、戻りに過ぎないと考えるのが自然である。というのは先週の下げで押し安値を割り込んだという事実と、20日と40日のDCが起きている点でトレンドは下降に転じたと判断できるからである。月曜日は5日線を超えて戻すとしても、その後20日線まで超えて戻すとは考え難く、再度下への動きとなると思われる。そして日経が26,900円処まで下げてからの反転上昇というのが私の描くメインシナリオになる。今のところは26,900円を大きく下抜ける展開は金曜日に反発していることから可能性としては低いと考えているが、今週を終えてみないとまだ何とも言えないと言った方が正しいだろう。
さて、上記の通りのシナリオを描いている私が考える今週の戦略であるが、金曜日に運よく買い玉の多くを手仕舞いできたことで、ヘッジの意味合いを持たせて買い付けていたインバース系のETFは役目を終えたという認識なので、適当なところで手仕舞いしてしまおうと考えている。もうこれらの玉で利益を取ろうという気はなく、損切りにならなければ良しとしようと考えている。今週の最優先課題はこれらインバース系のETFを手仕舞いすることである。そしてこれらのETFを手仕舞いした後は相場の動きを見ながら買い候補銘柄を買い付けていくつもりであるが、買い付けに関しては今週ではなく来週以降の戦略として考えている。その意味は今週で買い付けるのはまだ早すぎると考えているからに他ならないのだが、相場動向や買い候補銘柄の値動きによっては今週動くかもしれない。
以上が今週の戦略であるが、今週、来週と難しい相場展開が続くと思われることから気が抜けない毎日となるだろう。運が良かったために金曜日は損することなく買い玉の多くを手仕舞えたが、そうでなければ含み損を抱えたままになっていたであろう。そんなこともあってこの週末にエントリー(仕掛け)のルールを見直しした。相場で大事なことは手仕舞い(損切り)であるとか資金管理であるとか言われていて確かにそうだとは思うのだが、それらが一定水準以上に達したらならば最終的にはエントリーの巧拙がパフォーマンスを決定づけると私は考えているので、エントリーポイントにはとことんこだわりたいと思っている。分割売買をするのであればそれほどエントリーに拘らなくてもいいのでは?どうせ買い下がるんでしょ、と思われるだろう。私も以前はそういうふうに考えていたが、少なくとも今は違う。1銘柄しか手掛けない固定銘柄なら買い下がって玉数(株数)を増やすしかないだろうが、多銘柄を売買するのであれば買い下がりは極力減らした方が利益は多くなるからである。どういうことかと言うと一つのAという銘柄を3段階で買い下がるよりも、A、B、Cという3銘柄を買い下がる必要がないくらいの底値圏で買い付けることが出来たとしたらその方が利益が大きくなるからである。そういうわけで私はエントリーにはとことん拘りたいのである。
スイングトレードランキング
コメント