今日で日経、TOPIXともに高値更新前の安値(日経は1月29日の安値、TOPIXは3月5日の安値)を割り込んだことによるダウ理論と、中期線(20日)と長期線(40日)のDCが明確になったことで相場の中期トレンドは下降が確定した。中期トレンドが下降となったということは、途中にあや戻しはあるかもしれないがしばらくは下方向への動きになるということになる。となれば下値目途が気になるところであるが、チャートテクニカル的には26,900円どころが一応意識されるところではある。今日の終値からするとあと500円ほど下になるが、ここで止まるという保証はもちろんない。もしここで止まらないようだとチャート上では24,000円近くまで節目は見当たらないので最悪ここらあたりまでの下げを覚悟しておいた方がいいと思われる。そこらあたりまで下げれば高値から6000円、率で20%ほどの下げとなるから普通ならまあ下げ止まるだろう。チャート上の節目ではないが25,000円は心理的節目となるからそこらで止まる可能性もあるかもしれない。しかし24000円ともなればここからまだ3000円以上下げることになるが、そこまで下げたら現在の信用の買い方はほぼ全滅だろう。そして全滅したところで相場は上昇に転じるといういつものパターンが展開されることになる。信用でなく現物の人でも24000円まで下げるとなると含み損はかなりのものになるから耐えきれずに途中で投げるという行動に出る人も出てくるだろう。とにかく信用でも現物でもそれなりの売り物が出尽くさないことには相場は底を打たないのだから、どこまで下げたら売り物が出尽くすかで底値が決まるということになるんだろう。どういう下げ相場が売り物が出やすいかと言えば、急激な下げやダラダラとした下げの相場よりも適当なスピードで下げる相場が最も出やすいと思っている。今の相場はやや急だが適当なスピードに近い下げであると個人的には思っているから早く売り物が出尽くすのを期待している。今週も明日1日だけになりました、1週間早いね。
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