MUKBANGのASMR動画

 毎日家に引きこもってユーチューブを見ていると様々な動画に巡り合うことになる。主に自分の好きなジャンルの動画を見るのだが、そこから派生した新たなジャンルの動画に遭遇することも多々ある。私は料理を作る動画も好きでちょくちょく見るが、インスタントラーメンが好きなこともあってそれを作る動画を見ていたら、そこから韓国のMUKBANGのASMR動画に行きあたったのだが、私には何でこんな動画が流行るのか理解し難いものがある。一応ご存じない方のために簡単に説明すると、まずMUKBANG(モクバン)というのは「食べる」と「放送する」という韓国語の単語からできた混成後であり、ASMRというのは聴覚や視覚などの知覚への刺激によって感じる心地よい感覚ということになっていて、分かりやすく言えば音フェチ動画ということになるだろうか。ちな、語源は英語です。つまりMUKBANGのASMR動画というのは大量の食べ物をひたすら食べることで食べるときの咀嚼音をマイクで拾って動画で流すというものなんである。で、以下になぜ私がこのような動画を受け入れがたいかを述べます。この手の動画の一番の目的は咀嚼音を聞かせるということであるが、咀嚼音とは正にクチャラーが発する音と大差なく、とてもじゃないが心地よい音とは言えない。一応口は閉じているようだがそれでも気持ち悪く感じてしまう。口の中にマイクでも入れてんのか?と思うぐらい見事に咀嚼音を拾ってますわ。これは私の勝手な想像だが、韓国の人はキムチを食べるときの咀嚼音にこれ以上ない心地よさを感じるのだと思っている。この手の動画ではメインの食材以外に必ずキムチが一緒に出されていて、みんなそれをバクバク食べているからね。ラーメンの麵を一口食べるごとに白菜キムチなら一葉全部を一緒に食べるという具合である。そしてとにかく一口で口に入れる量がすさまじく、ラーメン1人前なら3口か4口で食べてしまう。さらに一回の動画で食べるラーメンの量が男なら5人前、女でも3人前が普通である。それを大口開けて口いっぱいに詰め込むんだから品も何もあったもんじゃない。さらに面白いのは一度に作ったラーメン5人前をドンブリによそって食べるんじゃなく、大鍋の蓋を皿代わりにしてその上に面を乗せて食べるという、いやもうすごいの一言である。事程左様にお世辞にも上品とは言えない食事ショー動画なのだが、ディスってばかりでは何なので最後に食べっぷりだけは見事で気持ちいい動画であると言っておこう。


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