大阪がついに1日の感染者数が1000人を超えた。大阪に限らず関西は今までにない高水準の感染者数を保っている。この原因は単純明快で人出が今までになく多いからである。ちょうど1年前に最初の緊急事態宣言が出されてから解除になったり、2回目の緊急事態宣言が出されたりしてきたが、私がずっと通勤で行き帰りの電車に乗っていて感じていたのは、1回目と2回目の緊急事態宣言の間、つまり解除になっていた期間でもそれほど人出は増えなかったのだが、2回目の緊急事態宣言が解除になった後つまり3月になってかなり人出が増えたのを電車の混み具合から感じていた。私が退職する直前の3月の最終週なんかほぼコロナ前の水準に戻っていた。4月になってからは電車に乗ることはなくなったので実際どの程度の込み具合なのか知らないが、想像するに4月になれば新社会人や新入学の学生なんかで人出は間違いなく3月よりかは増えているはずである。であれば今月になってさらに感染者が加速しているのも当然の結果であろう。なので感染者を減らすには人出を減らす方向へもっていくしかないわけで、口だけで不要不急の外出は控えましょうと言っただけではバカな国民には伝わらない。賢い国民はそんなこと言われなくても自分で判断してとっくにやっている。バカな国民にはある程度の強制力が必要になるんじゃないかな、少なくとも私はそう思う。日本の場合強制力と言っても緊急事態宣言が関の山だが、それでも発出しないでいるのと比較すればマシであるから直ちに政府に要請すべきである。医療体制のことを考えればもう経済がどうのこうのと言っている場合ではない局面だと思うが違うかな。もっともこれは感染者数をなにがなんでも増やさないということを最優先にする場合の話であり、いや、感染者はある程度増えても経済を回す方が優先だというのであれば今のままでもいいんだろう。どっちを望んでいる国民が多いかで政策は変わってくるだろうが、1年前と違って今は経済優先と思っている人はどちらかと言えば少数派になるんじゃないかな。ただインフルエンザの場合と総合的に比較すればまだマシという見方もできることも現実だろう。しかし総合的にはマスコミが感染者数を前面に出して連日報道している事から、国民の多くはコロナに対する恐怖心を植え付けられていることもあって、政治的には感染者数の抑制を最優先せざるを得ない、そうでないと叩かれるからね。であるならやはり人出を半強制的に抑える手段を選択するしかないと思うがどうだろう。
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