今週の戦略

 今月5日の安値を底にした2週間の戻り過程において、日経の戻りが鈍くTOPIXの戻りが堅調だったのは、今回の日銀の政策変更で買い付けるETFを日経平均連動型はなくすとしたことによるものであり、恐らくこのことを2週間前から市場は織り込みに入っていたんだろうということが言える。それが窺える根拠としてファーストリテイリングは全体相場が戻す中にあっても殆ど戻らず、政策発表があった金曜日なんかは大幅に売られて直近安値も割り込んで下げてしまっている。金曜ナイトの日経先物もそこそこ下げて終わっているが、休み明け月曜日の全体相場はそれほど下げないか、ともすれば金曜みたいにTOPIXはプラスで引けるんじゃないかと思っている。ただTOPIXもそれなりに戻してきていることからここからさらにバンバン戻すということはないだろうが、配当の権利取り日までは堅調な展開となることが予想される。
 さて以上の相場環境を踏まえた上で今週どう動くかであるが、私としては先週からの引き続きになるが最終権利取り日である29日の来週月曜日までにそれなりに利の乗ったものについては手仕舞ってしまうつもりでいる。それなりに利の乗ったというのはどれくらいのことを指すのかと言うと、今のこの相場であれば最低でも1割であり、それ以下であれば手仕舞うことはしない。短期売買でも普通に2割程度は期待できる今の相場である。金曜日に手仕舞った水戸証券は2割を超えていたから少し早いかなと思いながらも手仕舞ったが、そうでなければ手仕舞っていない。まぁ保有するすべての銘柄が2割以上の利益をもたらすとは思っていないが、今の相場であれば1割は譲ることのできない条件である。この先相場が変調をきたせば1割未満でも手仕舞うことはあり得るが、そうでない限りは1割未満での決済はまずありえない。なんせ中山製鋼での経験からこういう方針にした次第である。中山製鋼では4回に分けて仕込んでいた玉がありながら、どれもしょぼい利益で手仕舞った後に急騰してしまった経験からである。まぁ相場ではよくあることと言えばそうであるが、その経験から何らかの教訓を得なければ気が済まない性質なもので・・・。金曜日に決済した水戸証券に代わる何かいい銘柄はないかと昨日チャートを見ていたんだが、今現在これといった買いポイントにあるものはなかった。スケベ心から買ったら面白いかなと思うのは1,2あったが、自分の本来の買いポイントではないので見送ることにした。ということで今週は手仕舞いオンリー方針で相場に臨んでいく所存であります。


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