私のような相場下手でさえ去年の11月以降は決済ベースで連勝が続いており、今のところは勝率100%である。勝率100%と言っても利が乗ったものだけを決済して含み損を抱えていたら意味がないが、現時点で含み損の玉は一つもないから評価は一応できるんだろうと思っている。まぁそれだけ今の相場が取りやすい容易な相場であるということの証明になる。この今の相場で損を出すとしたら、売りポジションで戦っているケースか、中長期で下降トレンドにある銘柄を買ってしまっているケースか、上昇トレンド銘柄ではあるが高いところで買ってしまったために恐怖心から後の押しで切らされるケースのどれかでしかないはずである。つまり上昇トレンド銘柄の押し目を買う限りは損のしようがない相場ということが言えるのである。しかしこのような相場でもいつかは大きな調整局面が訪れるときが必ずやってくる。2月中頃から3月初旬にかけて押す場面があったが、この程度は普通の押しこの程度は普通の押しであり、決して大きな調整とは言えない。昨年の3月を底として1年の間、値幅による大きな調整は1度も起きていないが、相場のサイクルから見てそろそろ大きな調整が起こっても何ら不思議ではない。そういう大きな調整が訪れた場合どうするかを今から考えておく必要がある。大きな調整というのは後になってから分かるものであり、はじめはいつもの押しが来たと思い逆張りで買って行くと大きな含み損を抱えることになってしまう。その場合は損切りしてしまうというのも一つの手であるが、いずれ戻してくることが比較的高い確率で予想できるなら、資金管理しつつ値幅を取って買い下がり含み損を耐えるというのも一つの手である。どちらの方法を採るかはそれまでに押し目と思って買い付けたポジションによると思う。つまりそれなりの量を買っていた場合は損切りということになるだろうし、量的に少ないなら含み損に耐えながらさらに下値で買い増すというやり方でもいけるだろう。どちらのやり方を採るかは今述べたように大きな調整になりそうだと分かった時までに買い付けたポジション量にもよるが、銘柄によっても変わってくるだろうと思う。どういうことかと言うと底値から見て高いところにある銘柄と比較的低いところにある銘柄では当然採る方法が違ってくると思うからである。相場の世界ではとにかく損切りさえやっていれば間違いはないという風潮があり、損切りが相場の常識のように言われるが、私個人はこの考え方にはやや懐疑的である。やり方(ポジションの取り方)によっては損切りは必要ないこともあり得ると思うからである。損切りが必要な場合とそうでない場合の見極めが自分なりにでもできるようになれば、ステージが1段上がることは間違いない。
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