今週の戦略

 金曜日の大幅安を受けて今週はどう立ち振る舞うのがいいのか?と市場参加者のだれもが感じていることと思うが、そんなことは自分で考えて決断する以外にない。あちこちの株ブログや動画を読んだり見たりしてその通りにするのは愚の骨頂である。まぁ参考程度に読んだり見たりして、「ふ~ん」でいいんじゃないのかなと思う。で、今から私なりの戦略を書くが、もちろん「ふ~ん」と読んでくれたらいいだけのものである。まず今の相場環境認識としては従来からの上昇トレンドに変わりはない。株価(ローソク)は20日線と40日線の間にあるが、短期の5日線を含めた3本の移動平均線の並び順は上から短期、中期、長期のままである。短期線と中期線は近いうちにDCするかもしれないが、トレンド転換を判断する中期線と長期戦のDCはまだまだ起こりそうにない。ということで現時点では上昇トレンドの調整局面と考える以外に考えようがないのである。これをいやいや金曜日にあれだけの陰線を引いたのだからここからは下降トレンドに転換すると考えるよ、というのは単なる予想をしているだけであり、そうなるかならないかは運任せということになり、当たるも八卦当たらぬも八卦ということになる。というわけで今は上昇トレンドにおける調整局面としてどう戦うかを考えることになるわけだが、大まかに言うと資金管理をちゃんとした上での買い下がりをしていく場面であろう。ただ今の局面が上昇トレンド中の調整局面であるという絶対の保証はないわけで、下降トレンドの始まりという可能性も有り得るわけだから、その辺の警戒をしつつ買い下がるとなればいつも以上に資金管理は慎重にならざるを得ない。まぁある程度の資金管理をやって買い下がってみたが、思った以上に下げがきつくなったというのであれば、一旦損切りをするという手もあるが、現物で買っているのであれば別に損切りなんかしないで、そのまま保有を続ければ近いうちに戻って来るからそれでいいと個人的には思うね。ところが信用をやっていたらこうも言っていられない状況に陥るのはお分かりかと思う。以上の私のこの考え方(戦略)の根底には相場がこれで大天井を打って長期下降トレンドに入るということは一切考えていないということがある。最悪でも中期的な下降トレンド入りまでということであり、チャートからはその可能性さえあまりないと考えている。
 さて、ここからは具体的な戦略に移る。今私が手掛けている個別株はもちろん、他の個別株においても上昇トレンドの押し目は陰線新値は4本までで反転上昇しているものが多い、少なくとも今まではそうだった。つまり陰線新値4本目を目途に買い下がれば恩恵にあずかれたわけであるから、この局面でもそうするのがいいようには思う。先週の金曜日ですでに4本目が出たものもあれば3本、2本のものもある。すでに4本出ている銘柄にもう1本新値陰線が出れば5本目ということになり、こうなると中期下降トレンド入りの可能性が出てくるから、5本目で買いを入れることはしないで6本目が出た時にどうするか考える方がいい。その考えるというのは陰線新値本数以外の要素、例えば移動平均線の状態とかその他の要素を加味して考えるというのは言うまでもない。今週の戦略的にはすでに4本出ているものは放っておいて、3本なり2本のものが4本目が出た時どうするか検討したほうがいいだろう。とにかく月曜日すぐに動く、つまり買うにしろ売るにしろ売買するのは避けた方がいいと思われる。買うにも売るにも今現在は不確定要素が多すぎるというのを実感している。いろんなニュースが流れて、いろんな人がいろんなことを言うからどうしていいか分からなくなっている人が多いんじゃないかと思われるが、私個人はローソク足をベースとして新値本数と移動平均線(EMA)3本があればどうしていいか迷うことはほとんどない。だからここから株価がどうなるということに関してほかのブログを読んだり、動画を見ることも今はほとんどないのである。以前は金曜日のような大幅な急落があるとブログや動画を手当たり次第に見まくっていた時もあったけど、それも今となっては懐かしい思い出です。


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