一昨日の記事で私なりの難平のやり方を書いたが、今日はある専業トレーダーの難平のやり方について書いてみる。 今からさかのぼること15年以上前になるが、ネット上での掲示板に書き込まれていたものになる。 その人のやり方は極めて単純明快で、1割下げたところでまず2ユニット買い、そこからさらに1割下げると5ユニット買う。 普通の押しならここまでで反転することが多いと思うが、大きく押す(調整する)場合はさらに1割下げたところで今度は10ユニット買うというもので、大概はこれで反転を取ることができる。 つまり3割下げるまで買い下がることでほとんどの押し(調整)を取るというやり方である。 このやり方には何の難しいテクニックなんかないのである、決めた率まで下がれば決まったユニット数で買い下がるだけというだけのものなんである。 なおユニット数についてはうろ覚えだからひょっとしたら間違っているかもしれないが、凡そこんな比率だったのは間違いない。 それでも最後の10ユニットを買った後さらに下げたらどうするのか?やはり大損こくんではないのか?という疑問がわくと思うが、その疑問に対するこの人の回答は「放っておけばいい」というものだった。 放っておけばそのうち戻って来るから余計な心配はしなくていいということだった。 つまりほとんどの押しは3割強まで下げれば反転するという前提の下でこのような難平をしていたと思われる。 それでこの人は実際に儲かっているのかという疑問がわくだろうが、ちょっと考えれば儲かっているであろうことは容易に想像できるし、実際その当時もこの人はメチャメチャ稼いでいたようである。 ただその時はすでにこの難平のやり方を発展させてそれ用に自分でシステムを構築して、パソコン上で売買サインが出るようにしていてそれに基づいて売買して稼いでいた。 この人は専業になる前はサラリーマンで管理職だったようだが、ある日チャートを見ていたらあることに気付き、これなら専業でやれるじゃんということでサラリーマンは辞めてしまったそうである。 恐らく今は少なくても数十億の資産を保有していると思われるが、この人の売買の考え方は先に述べた難平の考え方が原点だと思う。 世間一般に言われ多くの人が信じている「難平は絶対悪」という考え方とは真逆の考え方である。
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