今週の戦略

 全体相場の方は金曜日に調整色を感じさせる動きを見せたが、金曜夜のNYがそこそこ上げて日経先物の方もそれなりに戻していることから、東京市場もとりあえず月曜日は戻す動きになると思われる。 その後の動きがどうなるかは今の時点では全く予想がつかないことからそれなりの戦略になる。 本命の中山製鋼の方は押す場面があるなら積極的に買い下がるつもりでいるが、押さなければそのまま動きに任せるしかないと思っている。 新日本電工の方は既述したように最大200円を目途に買い下がるつもりでいるが、ここまでの下げ方からすればまだ結構な売りエネルギーが残っていると思われ、小さな値幅での買い下がりは避けた方がいいように思う。 現在値は221円だが次買い付けるなら最低でも200とび台となるだろう。 まぁ明日以降下げ止まりの兆候が現れれば210円台の買い付けも有り得るだろうが・・・。 もし200円を超えてまだ下げるようなら以降の買い付けは一旦ストップしてその後の戦略を考える。 というのはそこまで下げれば中期トレンドが下げに転換する可能性が出てきていると思うので、その動きを見極めたいからである。 もしそこで中期トレンドが下げ転換したとなったら、そこからの買いは100%ない。 あとは一旦損切りするかそれとも耐えるのかの判断をすることになる。 だが200円を超えて下げる可能性は高くないと思っている。 というのは200円まで下げれば上げ幅の半値押しを達成したことになるのと、株価的には25%押しとなるからである。 通常の押し(調整)であれば大体この範囲内に収まるものである。
 分割売買での買い下がりと言うと世間一般はナンピンという捉え方をするようで、ナンピンの行きつく先はドカーンとやられて終わりというのが通説のようである。 確かに無計画でナンピンするとそうなる確率が高いが、それは頭を使わないアホがやるからそうなるのである。 下値目途の見極めと資金管理ができていれば分割買い下がり(ナンピン)は危険性が高いということにはならない。 下値目途が甘いと失敗するのは当然だが、ここまで見とけば十分だろうという下値目途を立てていたとしても、その下値目途で資金を目いっぱい使いきってしまえば駄目である。 十分だと思っていた下値目途が外れることは往々にしてあることであり、そうなった時そこで資金を使い切ってしまっていたら下げる恐怖に打ち勝つことは難しいだろう。 下値目途に到達しても資金はまだ半分以上残しているとなればその後も余裕で戦えるのである。


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