今週の戦略

 まずは現状認識から。 東京市場の全体相場で5日線と20日線がDCしたのは7月以来のことである。 この先40日線とDCするようなら短期下降トレンド入りとなるが、相場がそれを拒否るか受け入れるかは今週後半にならないと今の段階では何とも言えない。 今まで3本の移動平均線が上向いて、緩やかながらも上昇トレンドを描いていた相場に変化が出てきたことには注意が必要である。 一方NY市場の方はどうかと言えば、3指数ともに5日、20日、40日の3本の線が合致した状態にあり、正に分水嶺の状態にあると言える。 つまりここから上は下かのどちらかに大きく動くのではないかということだ。 尤も保ち合いに移行するという可能性も多少あり得るが・・・。 以上が全体相場を現す指数をもとにした認識であるが、これだけではこの先どう動く可能性が高いかを判断、予想することはできない。 ではこの先の動向を探る手立てはないのか?を考えた時に、個別株の状況からある程度判断することが可能なのではないかと考える。 私が自分の監視銘柄のチャートを見ている限りでは、ほとんどの銘柄が短期下降トレンド入りもしくはその入り口に立っているという状況である。 相場がトレンド転換する際には指数よりも個別株の方が先に動くのが相場の常であることからして、この先の相場は下へ向かう可能性の方が高いであろうと予想する。 予想すると書いたがこれはファンダメンタルズによる予想ではなく、チャート分析による予想であるから予想することは問題ない。 この先下げると予想するもう一つの理由は、世界の株式市場で現在上昇トレンドにあるのは日本とあと1,2の国だけで、それ以外は下降トレンドにある国がほとんどであるということになる。
 さて以上の認識から具体的に今週の戦略をどうするかを考えてみたい。 まず以前から申し上げているように買いは控える、というより今週に限ればしないと決めた方がいいだろう。 じゃあ売りは?となるがこれも今の段階ではちょっと早すぎるということになるだろう。 いくら予想が下でも可能性は今現在はそれほど高くないからである。 私の場合今保有しているのは千葉興銀の試し買いした玉のみであり、リスクは極小に抑えられている。 それゆえに先日の記事で下げても損切りするつもりは今のところ考えていないと書いた。 だがこの方針を変更して明日の寄付で手仕舞いしてしまうつもりでいる。 すなわちノーポジにしてしまおうと考えている。 いくら試し玉と言えども、自分なりにこの先下げる可能性の方がチャート的に見て高いと思っているのに、保有を続けるのはストレスがかかる。 今なら手仕舞いしてもほとんど損失は被らないで済むことに加え、この先ストレスから解放されるのであればそれが得策と考えるのである。 以上が私の今週の戦略ということになります。


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