雑感

 今日は2~3か月おきに行っている大学病院に行ってきたが、今でも外来患者数は減ったままである。 診療科目は30以上ある大きな病院だが会計や薬の待ち人数は十数名といったところ。 これでは到底採算は合わないはずだ。 この大学も医学部の授業料を値上げするんじゃないかと他人事ながら心配する。 医学部に入学してから卒業するまでにかかる費用(授業料等)は国立で350万ほど、私立になると安いところで2000万、高いところだと4000万近くかかるらしい。 安サラリーマンでは私立は到底不可能となるが、それでいいと思っている。 安サラリーマンの子供で何が何でも医者になりたいと思うなら国立に行けばいいだけの話だ。 国立に合格しないようなら医者になんかならんでよろしい。 レベルの低い医者の誤診による殺人を増やすことになりかねないからである。 死ぬところまで行かなくても患者を苦しめるだけしかできない可能性がある。 入試に合格する偏差値の高い人間が優秀な医者になるとは限らないが、入試で最低限知的レベルのフィルターはかけておかないといけない。 私立大出身で国家試験に2回以上落ちた医者なんかに診てもらいたいとはだれも思わないだろう。 一流企業の採用試験なんかでも大学で差別するような方式がとられているようだが、これもある意味仕方のないことであると思う。 出身大学ではなく、個々人の能力で判断すべきであるというのはその通りなんだが、優秀な学生を採用するにあたって、限られた時間の中で行うには大学でフィルターにかけるのが効率的なのは言うまでもないからである。 これは私が40年以上社会人をやってきた中で確信していることでもある。 いい大学に優秀な学生が多い、これは知力のみならず人間性まで含めての話だ。 知力と人間性は別物ではあるのだが、知力≒人間性であることがこの歳になってようやくわかったように思う。 以前は知力≠人間性だと思っていたが、今の職場で働きだしてから考え方が変わった。 誰が何と言おうが自分が経験してきたことだけに、この考え方が今後変わることはないだろう。


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