医療保険は不要?

 うちの家族は幸いにも今まで医療費に関してひと月で何十万も掛かるような多大な支出をしたことがなかった。 銀行員時代に仕事中にバイクで転倒して右ひじ頭を骨折して、入院・手術したときは労災が適用となったので実質ほとんどかかっていないし、15年前に右膝半月板を手術したときは高額療養費制度で8万円ほどで済んだように思う。 まぁ8万円が少ないとは決して言えないからかかったちゃかかったということになる。 そんなわけで今後また何かの病気や事故で入院したり手術となれば、最大8万円ほどは覚悟せなあかんから、健康管理には気を付けようと思ってきたし、ある程度は保険でカバーする必要があると思っていた。 ところが嫁はんが7月に歯科治療で4万数千円ほどを支払ったということで、私が加入している健康保険から月に3万円を超えた分は払い戻ししますという連絡がきた。 そのような制度があることを知らなかった私は、「えっ、そんなんあるんですか?」という思いだった。 生まれてから60数年生きてきて初めて知った制度だった。 つまりこの制度では月の医療費(本人負担分)が50万かかろうが100万掛かろうが、本人の負担は月3万円を超えることはないということである。 それなら入院1日当たり5千円とか1万円の入院保障がついている保険なんか必要ないんじゃね?と思ったわけよ。 まぁ私がこのような制度があるということを今まで知らないできたのは、医療費で月に数万円も支払いをすることがなかったこと、過去に入院、手術をしたときは労災適用(右ひじ頭骨折)だったり、国保に加入(右膝半月板損傷)している時だったからである。 ここで注意してほしいのはどの健康保険でもこの制度があるわけではないということである。 健康保険組合によって制度の有無は異なるし、最低負担の金額も違ってくるということである。 また私の場合非正規職であるが、加入できる健康保険が同じ非正規職でも雇用形態によって違ってくる。 今現在の健康保険ではこの制度が適用されるが、雇用形態が変わって異なる健康保険に加入となればこの制度があるかどうかわからない。 まあこんな制度のあるなしを気にするより、自身が病気や事故にならないように留意する方が大事なのは言うまでもない。 ただ自分の加入している健康保険にどのような制度があるのか知っておくに越したことはないということである。 無駄な医療保険に入らずに済むかもしれないからね。


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