今週の戦略

 今日ぐらいはまともな相場記事を書かないとあかんやろな、ということで書いてみますけど、正直言ってあまり熱は入らない。 日本も米国もここ2週間近く保ち合いが続いているだけの相場である。 チャートだけではこれからどう動くかは予想できない。 先週同様、上、下、横とどれも有り得る形状をしている。 ファンダメンタルズに目を移せばここから上げる要素はほとんど見当たらない。 今まで金融緩和と経済活動再開だけで上げてきた相場であるが、ここにきてどちらも暗雲が垂れ込めてきた。 まず金融緩和の方はFRBの緩和状況、すなわちバランスシートの拡大状況が頭打ちになっている。 つまりFRBは緩和するのを実質ストップしているので、今は市場に資金が流れ込んでいない状況である。 なぜ緩和をストップしているのかはパウエルおじさんに聞いてほしい、私には分からない。 次に経済活動の再開だが、米国ではコロナが収束する気配が全く見られていないどころか拡大している状況である。 トランプ大統領はうまく対処できているというふうな発言をしているようだが、誰もそんなことは思っていないはずだ。 このままさらに感染拡大が続けば再び何らかの措置が取られることになり、そうなれば経済活動も再び収縮せざるを得なくなる。 そんな状況の中でここからさらに株が上がると考えるのは無理があるように思うがどうだろうか? ファンダメンタルズを考察するうえで今まではこの二つ、つまり金融緩和と経済活動再開(コロナの感染状況)を織り込んで相場は動いてきたように思う。 つまりこれ以外の要因はほとんど無視されてきたと言っていいだろう。 ではこれからもこの二つのことを中心に見ておけばいいのかというと、ここからはもう一つの重要な要因が加わってくるのではないかと思っている。 それは何かというと大統領選挙の行方である。 現状はトランプは劣勢とされており、このまま行けば負けることになる。 トランプが負けることによって相場はどう変化するのか? そこを考えて行かないといけないと思うのである。 トランプが敗北を喫することで米国をはじめ世界が良い方向に向かうのなら相場は上方向に力が働くだろうし、悪い方向に向かうのなら下方向への力が働くだろう。 現在の相場はまだこの大統領選のことは織り込んでいないはずで、ここからの話だと思う。 ただここから織り込んで行くにしても徐々にだろうから、金融緩和や経済活動(コロナ)に比べれば、相場に対するその影響度合いは大きくはないかもしれない。
 以上長々と講釈を垂れてきたわけだが、じゃあそれで今週はどうすんねん?となると、基本的に何もしないという先週と同じ戦略になるわけである。 なので私は今週も相場はテキトーに見ておくことにしたいと思います。


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