再下落開始

 面白みのない動きが続いていた相場だったが、今日からまた下方向への動きが出てくることになるだろう。 戻れないんなら下へ行くしかないよね。 とりあえずは20000円を目指すことになるが、そこで下げ止まって戻る動きになるかどうかを見ていくことになる。 そこでも戻れないなら次は19000円と1000円刻みで節目が控えているからわかりやすいね。 しかし今の相場なら1000円なんて2日もあれば動いてしまうから素早い対応が求められることになる。 こういう時はザラ場対処ができない兼業トレーダーは不利ちゃあ不利なんだけど、そこは言うても始まらないので頭を使って対処するしかないでしょう。 素直に戻りを演じてくれたら売り増しなり、買い玉の利食いを目論んでいたんだが、戻れなきゃ別の戦略を考えるしかない。 まぁ日経レバのポジションが4-3と売り越しなのがせめてもの救いだね。
 さて今週ファンダで確認できたことは、感染者数は一向に収まる気配がみられないことと、利下げはほとんど効果がないということの2点である。 まぁどちらも当然のことで何の驚きもない。 利下げ効果がほとんどないことは先週の記事で指摘済みであるが、付け加えるなら効果がないにもかかわらず0.5%を使ってしまったことでさらに状況は悪化したと言っていいだろう。 あと1%しか利下げの余地は残っていないから、実際に景気が悪化したとき取りうる手段が狭まったということである。 FRBは今回の教訓として「利下げでコロナウィルスは殺せない」ということを頭に入れておくべきである。 こんなことは常識で考えれば分かることなんだけどね。 まぁ多分FRBはわかってはいたんだろうが、利下げしないとまたガキ大将にいじめられるからやりましたというところだと思う。 とにかくコロナの収束はまだまだ先になることだけは確かと思われるとともに、何か月後かに収束したとしてそれまでに実体経済がどれだけ落ち込んでいるのか、そしてその落ち込みが回復するのにどれだけの月数を必要とするのかが問題である。 収束するまでの落ち込みが激しければ、収束した後そのまま不況に突入ということになるだろう。 今回の新型肺炎で世界経済がどの程度の打撃をこうむるかは、米国内での感染の広がり如何にかかっていると言えるだろう。 極論すれば米国さえ感染拡大しなければ他の国で多少感染が拡大しても何とかなるだろうが、米国で感染拡大となれば世界経済は大打撃となり、世界不況が実現してしまうことになりそうである。


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