いよいよ調整入りか

 現時点で全体相場のトレンドは、紛れもなく上昇トレンドであることに間違いはない。 であれば買い戦略でいいのかとなると、その考え方はあまりにも単純すぎるだろう。 トレンドに乗るのがトレードの大原則であるとはいえ、そのことだけでトレードして勝てるなら世話はない。 日本の場合過去の相場を検証すればわかることだが、上昇トレンドが6か月を超えたことはほとんどないはずだ。 アベノミクスの初動段階でさえ6か月で調整に入っている。 通常の上昇トレンドであればせいぜい5か月がいいところである。 今の上昇相場が始まったのが昨年の8月下旬からである。 つまり現在でちょうど5か月が経過しようとしているところである。 そのような状況にありながら今買い戦略を採るなんていうのは、私からしたら「どうかしてるぜ」としか思えないのである。 移動平均線の並び順は依然としてパーフェクトオーダーであるのだが、5日線の向きが下を向いていることや、20日線とDCしそうな間隔まで狭まっていること、ダブルトップのフォーメーションが成立しそうなチャート形状になりつつあることなどからも、調整入りの気配を感じさせるものがある。 これらの事象はあくまでその気配というだけであり、これらだけで判断できるものではないが、先に述べた上昇トレンドに入ってからの日柄からして、これらの事象がそのこと(調整入り)を否定しないシグナルになることは十分考えられることである。 このような考え方を私はしているのだが、もちろん100%の自信があるわけではなく、相場の世界の最高確率は78%であるから、それからすると私の自信度は68%ぐらいのものであり、これが当たるかどうかとなるとせいぜい58%程度だと思っている。 つまり42%の確率で外れるということになるね。 そんなもんでしょ、80%以上の確率はありえない世界なんだから。 


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