今週の戦略

 今週は先週からの戻りが基本続くことになるであろうという予想の基、逆張りの分割で売りを建てていく戦略をとる。 チャート的に売り妙味のありそうなものは今時点ではそれほどないが、分割で売っていくうちには妙味が出てくるものもあるだろう。 もし今回の戻りが週の前半で終了してしまい後半から下げに転じてしまうと、ポジションをほとんど持てないままで下げトレンドを迎えなければならないことになる。 その場合は逆張りにこだわらず順張りで追っかけ気味にある程度のポジションを取らざるを得ないだろう。
 このように私は当面は戻り場面が続いたとしても早晩再度の下げに見舞われると思っているわけだが、世間には現在のPBR(1.03倍)からみて20000円以下に下がることはありえない的な考えがある程度浸潤しているように思われる。 つまり解散価値以下に株価が売られることはないといういわば相場の常識に縛られた考えなのだが、私からすればそんな考えは全くと言っていいほど当てにできないものだと思っている。 過去にPERについても私なりの考え方を述べたが、今回はPBRについて述べてみようと思う。
 まず解散価値以下に株価は下がらないという考え方はあくまで理論上はそうであるというだけのことであり、実際株価がそれ以下に売られるかどうかとは別問題であることを認識しておかなければならない。 PBR以下に株価が下がった時に買っておけば1株当たりの純資産のほうが大きいのだから絶対に損をすることはないというのが理屈(理論)なのだから、PBR以下に株価が下がった時点で買いが入るから下がらないというものである。 だが今はPBRが1倍だとしてもその企業の収益がこの先悪化して赤字に転落すればその企業の純資産は減少してPBRは1倍より大きな数字となる。 つまりPERと一緒でこの先の収益環境次第でPBRの数字も変化するのだから、この先の収益環境が厳しいとなればPBRの上昇を見込んだ売りが出てきて株価は下がるのである。 株価が下がってPBRが0.9になったとしてもそれは将来の収益悪化を見越した売りの結果であり、早晩PBRの値は1倍を超えることになると思われる。 現に地銀のPBRなんかは1倍以下のものが多くあるが株価はずっと売られっぱなしである。 地銀はマイナス金利になった何年も前から収益環境が厳しいゆえにそうなっている。 ということでPBRが1倍そこらでもこの先経済環境が悪化して企業収益が悪化するなら株価はそれを先取りして売られるのである。 さらにもっと言うとPBRの数字はバランスシート上の数字から算出したものであることを忘れてはならない。 つまり資産としてBSの数字を見込んでいるわけだが、実際の資産価値はBSの数字よりも低くなるのが普通である。 だからPBRが1倍以下だから解散価値のほうが大きいと思っていても実際は1倍以上になっていると思っておかなければならないということである。 さらにさらにもっと言うとそもそもPBRが1倍以下の企業が解散なんてしないから、するわけないからって。 まぁこれを言っちゃあオシメえよってなるんだけどね。 では今週も頑張りましょう。


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