業務改善計画

 昨日30日にスルガ銀が金融庁に提出した業務改善計画について私の思うところを述べてみたい。 どこからツッコミを入れて行こうか迷うぐらいであるが適当に書いていく。 先ず創業家との関係を今後断ち切るためにスルガ銀の保有株の売却を働きかけ、ファミリー企業向け融資の全額回収を図るとしているが、仮に創業家が持ち株を全株売却しても500億円弱に及ぶ融資残高は到底回収しきれない。 その根拠は創業家側が保有する株式は約13%、株数にして約3000万株と推測されるから株価500円としても150億円ほどにしかならず、残る350億円をどうやって返すのかという問題である。 それも株価500円としての計算であるから実際はこれよりはるかに低い値でないと売れるわけがない。 売るのは市場外取引になるだろうから足元見られて売りたたかれた値でないと買ってもらえない、いや、そもそもいくらであれ買ってくれるところがあるのかという話である。 買ってくれるところがなければ市場で売るしかなくなるがそうなれば株価は当然下がらざるを得ないことになる。 ということは全株売却しても返済に回せる金額はせいぜい100億円程度か、だとすれば400億円近い金額が返済不能となってしまう可能性がある。 このファミリー企業関連の融資はまだ引当金は積んでいないからこれを積むとなっただけで赤字決算濃厚である。 次に返済困難なシェアハウスオーナーに対して元本の一部カットを含めて対応するとのことであるが、元本のカットということは債権放棄になるわけでこの分も当然赤字要因となってくる。 次に融資での資料改竄に関与したとして行員117人を減給などの懲戒処分としたとあるが、当該行員はもちろんのことそれ以外の行員も含めて士気は完全に低下してしまっていると思われる。 それに優秀な行員の多くは既に退職してしまっていて残っているのは並以下のレベルの行員がほとんどではないかと思う。 そのような戦力と士気でこれから先どこまで戦えるのかという問題もあるだろう。 今後においてこれらの要因による収益低下、減少が見込まれることもあるが、10月の一部業務停止命令によって新規の不動産投資向け融資が禁止されていることで、利息収入の元になる融資残高は返済一途となっており、絶対的に利息収入の額は減少しているわけだから業績の回復なんてあり得ないのである。 今期は既に下方修正で赤字決算になることが確定しているが、私は来期も赤字決算になると断言しておこう。 そんなスルガ銀の株価が500円そこらでもっとずっとましな地銀の株価が300円台であったり200円台であったりどう考えてもおかしいだろう。 私の地元の某地銀は域内シェアも高くそれなりの利益を上げているにもかかわらず株価はスルガ銀の半分である。 ということで私はここの株価が100円台になるまで売り続けようと思っている。


スイングトレードランキング

コメント

非公開コメント

トラックバック