チャートから

 年初の697円をピークに今まで下げ続けた結果、どこまで下げ続けるのか、昨年の6月安値も割り込み長期上昇トレンドは終わったんじゃないのかという思いを持たれている人も結構いるんじゃないかと想像する。日足チャートを一見すると昨年6月安値を割り込んだことで、下降トレンドへ転換したと思っている人がいてるかもしれないが、私の見方は違っていて、長期上昇トレンドはまだ終わっていないと考えている。

 そう考える理由の一つは、24か月移動平均線である。先日の記事でも書いたが、長期トレンドを見る場合この線を意識している。この線より株価が上にあるか下にあるかである。私はチャートを見る時移動平均線を重視しない方であるが、月足の24か月線だけは重要視している。今現在MUFGの株価はこの24か月線より上に位置していることから、まだ長期上昇トレンドは崩れていないと判断するものである。

 もう一つの理由はダウ理論である。日足チャートでは昨年6月安値を割り込んで上昇トレンドが否定された(終わった)ように見えるかもしれないが、昨年6月安値を割り込むことに意味はないのである。どういうことかと言うと、この安値の後、株価は高値を更新していないからである。高値は昨年5月15日につけた750円のままである。仮に6月安値以降に750円を上回る高値をつけたのであれば、昨年6月安値552円は意味を持つが、高値はつけていないのだから意味のない安値ということになる。では意味を持つ安値、つまりこれを割り込んだら上昇トレンドが否定される安値はと言うと、昨年の4月2日につけた515円と言うことになる。この安値を割り込んで初めて上昇トレンドが否定されることになるのである。念のために言っておくが、MUFGではこうなるが、三井住友とみずほは昨年6月安値以降に高値を更新しているので6月安値が意味を持ってくる、つまりこれを割り込んだら上昇トレンドが否定されることになるのである。

 以上2つの理由でMUFGについてはまだ上昇トレンドは崩れていないと考えるわけである。更に興味深いのは、長期上昇トレンドを見極めるポイントとなる24か月移動平均線と意味を持つ昨年4月安値が共に515円処にあるということである。MUFGにとって515円と言う値は生死を分ける値と言っても過言ではないのではないかと思う。


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